病7-2_WEB立ち読み
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●嚥下障害:dysphagia ●反復唾液飲みテスト(RSST):repetitive saliva swallowing test ●水飲みテスト: water swallowing test ●嚥下内視鏡検査(VE):videoendoscopic examination of swallowing ●ビデオ嚥下造影検査(VF):videofl uoroscopic examination of swallowing●嚥下内視鏡検査●ビデオ嚥下造影検査●嚥下機能検査には大きく分けて,❶スクリーニング検査(反復唾液飲みテスト,水飲みテストなど),❷確定診断のための検査(嚥下内視鏡検査,ビデオ嚥下造影検査)がある.●なお,咳やむせがなくても誤嚥をしていることがある(不顕性誤嚥)●冷水3mLを口腔内に注ぎ嚥下させる(可能なら追加で2回嚥下運動のみを行わせる).●嚥下の可否,むせ・呼吸切迫・湿性嗄声(ガラガラという音を伴ったかすれ声)の有無を確認する.●口腔内を水分で軽く湿らせた後,空嚥下(口腔内に物が入っていない状態で唾液を飲みこむ)を反復させる.●空嚥下が30秒間に3回以上の場合を正常とする.*水飲みテストにはいくつか方法(3mL,30mL,100mL水飲みテスト)があり,判定基準もそれぞれ異なる.●造影剤を含む検査食(写真では黒色)が喉頭に侵入している(誤嚥)〔→〕.前後前後イラスト・写真●造影剤を含む検査食(写真では黒色)が両側の梨状陥凹に残留している(→).●造影剤(硫酸バリウム)を含む水や様々な形態の検査食を嚥下させ,体外からX線透視下で口腔・咽頭・喉頭・食道の動きや検査食の動きを観察する.●内視鏡を鼻腔から挿入し,咽頭や喉頭を観察する.●口から着色水や検査食を嚥下させ,咽頭・喉頭の動き,手技●咽頭・喉頭だけでなく,口腔や食道における嚥下の状●各食形態ごとの動きの違いがわかる.●X線透視室でないと検査できない.●咽頭・喉頭の形態異常がわからない.●放射線被曝がある.●ベッドサイドや在宅で行える.●咽頭・喉頭の形態や動き,検査食の残留を直視下で確●口腔や食道における嚥下の状態が観察できない.●嚥下の瞬間は,咽頭が収縮して閉じ,そこに内視鏡の光が反射して視野全体が真っ白になる(ホワイトアウト).利点欠点154An Illustrated Reference Guide嚥下機能や誤嚥の有無などを確認嚥下機能検査●脳血管障害の患者では,嚥下障害が多くみられる.●嚥下障害は摂食不良や誤嚥性肺炎などをきたし,リハビリテーションの阻害因子となりうる.したがって脳血管障害の患者では随時,嚥下機能検査や栄養状態の評価を行う必要がある.ため,誤嚥が疑われる場合は積極的に嚥下機能検査を行う.反復唾液飲みテストゴクンゴクン鼻腔内視鏡口腔こうとうがいこく喉頭蓋谷喉頭蓋喉頭内視鏡像緑色に着色した検査食(米飯)が残留している.検査食の残留,誤嚥の有無を確認する.認できる.30秒3mL水飲みテスト*●❶スクリーニング検査●❷確定診断のための検査嚥下内視鏡検査咽頭食道入口部食道食道入口部梨状陥凹喉頭喉頭蓋喉頭蓋谷(摂食不良,誤嚥など)●❶スクリーニング検査●反復唾液飲みテスト●水飲みテスト など●❷確定診断のための検査冷水3mLビデオ嚥下造影検査側面像正面像態も観察できる.嚥下障害の疑いゴクン

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