食と健康がみえるWeb立ち読み
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● 経腸栄養(EN):enteral nutrition  ● 経口栄養:oral feeding / oral nutrition  ● 経管栄養:tube feeding  ● 胃瘻:gastric fistula ● 静脈栄養(PN):parenteral nutrition  ● 末梢静脈栄養(PPN):peripheral parenteral nutrition  ● 中心静脈栄養:total parenteral nutrition  ● バクテリアル・トランスロケーション:bacterial translocation● 血管内へ直接栄養素を投与するため,腸管機能をスキップする.● 末梢静脈にカテーテルを留置し,栄養素を投与する.● 上大静脈や下大静脈に● 通常,栄養素は口から摂取され,咀嚼・嚥下・消化・吸収を経て体内に取り込まれて代謝を受け利用される.● この生理的な経路が安全に利用できない場合には,他の経路からの栄養摂取が必要になる.● 消化・吸収といった消化器(腸など)の機能を利用する栄養摂取法を経腸栄養という.● 腸の機能を利用せず,直接血管内に栄養素を投与するものを静脈栄養という .● 口,または管を通じて,消化管に栄養素を取り入れ,腸で吸収させる.● 口から栄養素を摂取する.咀嚼・嚥下・消化・吸収といった消化管機能が全て必要である.● 鼻や胃瘻などからカテーテル(管)を挿入し,栄養素を投与する.咀嚼・嚥下の段階をスキップする.● なお,経管栄養のことを指して経腸栄養と記載している文献もある.● “栄養素を摂取する” とい● 経腸栄養(経口→経管)● 味覚・嗅覚・視覚などを刺激● 咀嚼・嚥下時の筋肉の運動● 唾液分泌→消化の促進● 消化管ホルモン分泌● 門脈・肝臓経由の栄養素供給● 腸管バリア機能の維持● 腸管関連リンパ組織(GALT)〔病①p.14〕の活性化→全身の免疫調整● 腸内細菌叢〔p.109〕の維持20 栄養は口から摂るとは限らない 栄養摂取法の種類 口から摂取した方がよい理由 消化管を使う意義う目的だけであれば静脈栄 養でも達 成できるが,消化管を利用すること(経腸栄養)には栄養摂取にとどまらない意義・利点がある.が優先されるのは,生理的であるということに加え,これらの意義・利点があるからである.静脈栄養は英語で“parenteral nutrition”と表記し,“腸(enteral)ではない(par)”栄養(nutrition)という意味です.咀嚼嚥下消化吸収代謝(生体が利用)口から摂取する意義→“食” の楽しみ→脳への刺激腸を使う意義→血糖値の急上昇抑制→血糖値の急上昇抑制→バクテリア ル・トランスロケーション〔p.25〕の防止→腸管運動,代謝,免疫調整食べる喜びがないなら,経管栄養も静脈栄養も同じでは?と思ってしまうかもしれませんが,腸を使わないと腸はどんどん萎縮し(廃用性萎縮),様々な弊害が出るのです.経腸栄養(EN)経口栄養経管栄養静脈栄養(PN)末梢静脈栄養(PPN)中心静脈栄養(TPN)カテーテルを留置し,栄養素を投与する.医師おいしい!モグモグゴックンインクレチン肝臓門脈腸管関連リンパ組織(GALT)悪玉菌善玉菌管理栄養士An Illustrated Reference Guide栄養摂取法

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