食と健康がみえるWeb立ち読み
17/26

消費エネルギー摂取エネルギーエネルギーのバランス治療● 目標体重:target weight  ● 中性脂肪:neutral fat  ● 低エネルギー食(LCD):low-calorie diet  ● 超低エネルギー食(VLCD):very-low-calorie diet● 摂取エネルギーと消費エネルギーが等しければ体重は一定である.● 過食によって摂取エネルギーが多くなったり,運動不足によって消費エネルギーが少なくなったりすると,相対的に摂取● 遺伝因子● 環境因子● 神経内分泌因子● 目標体重は 65 歳未満で BMI = 22,65 歳以上で 22 ≦ BMI < 25 となる体重とする.● まずは 3 ~ 6 ヵ月で現体重の 3 ~ 5%の減量を目指す.● 減量のためには,摂取エネルギーを消費エネルギーより少なくする必要がある.● 肥満症では目標とする摂取エネルギーを次のように決定する.● 肥満症治療では,1 日のエネルギー摂取量だけでなく,各栄養素のバランスも重要である.● 控えめにするが,皮 膚 炎や成 長 障害,脂溶性ビタミンの吸収障害などを防ぐためにも摂取する.● 身体を構成するたんぱく質の崩壊を● エネルギー制限による急速な体重減少を行う必要がある場合は,たんぱく質の比率を高めに設定する.● 環境因子● 代謝因子● 遺伝因子● 短期間であれば指示エネルギーの● 食物繊維は炭水化物のエネルギー● これに加え,ビタミン,ミネラル,● 食物繊維は空腹感の緩和や便秘予133 個々の患者に応じて定める 目標体重と指示エネルギー量の設定 指示エネルギー内で占める割合 各栄養素のバランス食物繊維を十分に摂取する.防のためにも積極的に摂取する.エネルギーが過剰になり,余分なエネルギーが中性脂肪(トリグリセリド)などとして蓄積され,肥満につながる.リバウンドは,減量に伴う筋肉量の減少や,甲状腺ホルモン(FT3)低下による基礎代謝の低下,脳の食欲調節機構の変化による食欲亢進などによって起きます.リバウンドを防ぐためには,急激にやせようとせず,運動で筋肉量を維持しながら無理なく減量しましょう.医師実臨床では,実現可能なエネルギー摂取量を,栄養素のバランスも加味して個々に設定します.An Illustrated Reference Guide肥満/メタボリックシンドローム摂取エネルギー過剰目標体重の設定指示エネルギー量の設定適 応肥満症(25≦BMI<35)高度肥満症(BMI≧35)高度肥満症(BMI≧35),LCD で減量が得られない場合各栄養素のバランス脂質〔p.38〕:20〜30%たんぱく質〔p.54〕:13〜20%防ぐためにも摂取する.栄養療法エネルギー制限食低エネルギー食(LCD)超低エネルギー食(VLCD)〔p.134〕肥 満中性脂肪(トリグリセリド)の蓄積指示エネルギー量25 kcal×目標体重(kg)/ 日以下20〜25 kcal×目標体重(kg)/ 日以下600 kcal/ 日以下炭水化物〔p.26〕:50〜65%40%までの糖質制限も可能.指示エネルギー量として換算しない.

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る