病9-4版_立ち読み
5/36

●エストロン(E1):estrone ●エストラジオール(E2):estradiol ●エストリオール(E3):estriol ●アンドロステンジオン:androstenedione ●低比重リポ蛋白(LDL):low density lipoprotein ●高比重リポ蛋白(HDL):high density lipoprotein ●脂質異常症:dyslipidemia ●高脂血症:hyperlipidemia ●動脈硬化:arteriosclerosis ●虚血性心疾患:ischemic heart disease ●骨粗鬆症:osteoporosis●女性ホルモンであるエストロゲンには,エストロン(E1),エス●性成熟期において,エストロゲンの約60%は主に卵巣からのE2であり,残りは主に脂肪組織でアンドロステンジオンか●E1は脂肪組織でアンドロステンジオンから合成されるものがほとんどだが,一部は卵巣でも合成される.●E3は母体尿中に排出され,胎児・胎盤機能を評価する検査に使われることがある〔病⑩p.37〕.●女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホ●エストラジオールプロピオン酸エステル●エチニルエストラジオール など●エストロン(E1)●エストラジオール(E2)●エストリオール(E3)●上図の関係のように,「エストロゲンとプロゲステロン」という併記の仕方は,エストロゲンは総称,プロゲステロンは単●しかし,慣用的に「エストロゲンとプロゲステロン」と併記されることが多く,本書でも,エストラジオールなどを区別女性性器の構造と性機能●妊娠時には主に胎児副腎と胎盤で産生・分泌される〔病⑩p.37〕.●エストロゲンの中で最も活性が強い.●通常測定される血中エストロゲンの主成分.●卵胞の顆粒膜細胞で産生される.●脂肪組織に含まれるアロマターゼ(P450arom)により,アンドロステンジオンは芳香化を受け,エストロン(E1)が合成される〔p.18〕.女性ホルモン骨●骨量の維持●骨端軟骨板閉鎖 (思春期)●コラーゲンの合成促進●骨粗鬆症〔病③p.138〕●皮脂腺の分泌抑制●コラーゲンの合成促進●エストロゲンは女性生殖器への作用以外に,身体の健康維持に重●血管拡張作用●抗動脈硬化作用●凝固能亢進●にきび●しわ●動脈硬化●虚血性心疾患●脂質異常症(高脂血症)〔p.109,病③p.94〕●その他の作用としては,腎尿細管に作用することで水・Naの貯留を引き起こす.●更年期以降では,エストロゲンの分泌が低下するため,骨粗鬆症や脂質異常症(高脂血症)のリスクが高まる〔p.108〕.●子宮体癌,乳癌,子宮内膜症,子宮筋腫などは,エストロゲン刺激状態の持続がその発生に関わっている〔p.120〕.11An Illustrated Reference GuideE1E1・E2E3エストロゲン作用が最も強いのはエストラジオールエストロゲンの種類更年期障害への理解が深まるエストロゲンのその他の作用“エストロゲンとプロゲステロン”という記載は厳密には適切でない!?女性ホルモンの分類トラジオール(E2),エストリオール(E3)の3種類がある.エストラジオール(E2)最も強力卵巣ルモンがある.黄体ホルモン=プロゲストーゲン=ゲスターゲン=プロゲスチン天然物●プロゲステロン閉経後の閉経前の主要エストロゲン主要エストロゲン要な役割を果たしている.肝臓●LDL受容体↑●LDLコレステロール↓●HDLコレステロール↑血管・血液卵胞ホルモン=エストロゲン合成物・誘導体エストロン(E1)アンドロステンジオンアロマターゼ(P450arom)脂肪組織ら産生されるE1である.作用低下が関連する疾患や症状天然物一の化学物質と,異なる分類段階の用語を並列しているため,厳密には適切ではない.する必要がある場合を除き,「エストロゲンとプロゲステロン」という記載を行っている.エストリオール(E3)胎児副腎胎盤皮膚合成物・誘導体●ジドロゲステロン●ヒドロキシプロゲステロン など

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る