病9-4版_立ち読み
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●ネガティブ・フィードバック:negative feedback ●ポジティブ・フィードバック:positive feedback ●女性ホルモン:female sex hormone ●エストロゲン:estrogen ●プロゲステロン:progesterone ●男性ホルモン:male sex hormone ●アンドロゲン:androgen●エストロゲン,プロゲステロンは女性ホルモン,アンド●これらはともにコレステロールを原料にする性ステロイド●視床下部,下垂体前葉,卵巣の内分泌器官により調節●プロゲステロンは主に黄体でつくられるため,黄体ホルモンともよばれる.●エストロゲンは卵胞の発育とともに産生されるため,卵胞ホルモンともよばれる.●乳腺の発育●乳腺腺房の増殖〔p.274〕●乳汁分泌抑制●子宮内膜の分泌期様変化〔p.21〕●乳管の発育●頸管粘液の●子宮内膜の脱落膜様変化●脱落膜化の維持〔病⑩p.20〕●子宮筋の収縮抑制●子宮筋層内の毛細血管の繁生●腟粘膜の菲薄化●乳管上皮の増殖〔p.274〕●乳汁分泌抑制●子宮内膜の増殖・肥厚〔p.21〕●頸管粘液の●子宮筋の発育・増大●頸管熟化乳房̶子宮腟̶●基礎体温の上昇●腟粘膜の角化・肥厚●LDLコレステロールの低下●骨量の維持 など●エストロゲンとプロゲステロンの拮抗のバランスがくずれ,エストロゲンが過剰となる状態をuアンオポーズドnopposed eエストロゲン■■■■■■utocrine a〔p.16〕細胞外に分泌された生理活性物質が分泌した細胞自体の受容体に結合する作用様式.■■■■■aracrine p〔p.16〕細胞外に分泌された生理活性物質が血流を介さず近傍の細胞の受容体に結合する作用様式.■■■■■■■eurokinin B 〔p.14〕n神経伝達物質の1つで,サブスタンスP,NKAとともにタキキニンに属するペプチド.NKBは,視床下部弓状核のキスペプチンニューロンに発現し,その活動を促進するとされる.■■■■■■■ynorphin A 〔p.14〕d内因性オピオイドの1つ.エンケファリン,エンドルフィンとともに鎮痛作用をもつ.この他,視床下部弓状核のキスペプチンニューロンに発現し,その活動を抑制するとされる.10女性性器の構造と性機能ネガティブ・フィードバック 〔p.14〕あるホルモンが一定の濃度まで上昇したとき,他のホルモンの分泌が抑制されるフィードバックの形態のこと.フィードバックを受ける内分泌器官は,そのホルモンを分泌した器官ではなく,より上位の内分泌器官(視床下部,下垂体など)であることもある.ポジティブ・フィードバック 〔p.14〕あるホルモンが一定の濃度まで上昇したとき,他のホルモンの分泌がさらに促進されるフィードバック形態のこと.女性のライフサイクルに大きく関わる女性ホルモン比較しながら理解するエストロゲンとプロゲステロンの作用●エストロゲンとプロゲステロンは,子宮や腟に対しては互いに拮抗する作用を示すが〔p.162〕,乳腺に対しては互いに協調して作用する〔p.274〕.ロゲンは男性ホルモンと総称される.ホルモンである.されている.卵胞排卵による変化コレステロールアンドロゲン変 換女性ホルモン(卵巣ホルモン)エストロゲン(卵胞ホルモン)エストロゲン分 泌↑粘稠度↓〔p.22〕牽糸性↑監 修峯岸 敬視床下部下垂体前葉卵巣思春期非妊娠時妊娠時非妊娠時妊娠時その他strogenという.これは子宮体癌のリスクとなる〔p.162〕.黄体プロゲステロン(黄体ホルモン)プロゲステロン分 泌↓粘稠度↑〔p.22〕牽糸性↓女性ホルモン

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