病8-3版_web立ち読み用
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断面輸入細動脈脈9●ヘンレループ/ヘンレ係蹄:Henle's loop ●集合管:collecting duct ●近位曲尿細管:proximal convoluted tubule ●近位直尿細管:proximal straight tubule ●細い下行脚(DTL):descending thin limb ●細い上行脚(ATL):ascending thin limb ●太い上行脚(TAL):thick ascending limb ●遠位直尿細管(DST):distal straight tubule ●遠位曲尿細管(DCT):distal convoluted tubule ●結合尿細管(CNT):connecting tubule ●皮質集合管(CCD):cortical collecting duct ●髄質集合管:medullary collecting ductAn Illustrated Reference Guide解剖腎臓の解剖●収縮・弛緩することで輸入・輸出細動●遠位尿細管の一部で,尿細管腔内のNaCl(特にCl−)の濃度を感知する.輸出細動●輸入細動脈の壁に存在し,血圧低下による動脈壁の伸展性の低下を感知する.●レニンを合成・分泌する〔p.64〕. 近位尿細管●微絨毛が刷子縁〔p.2〕を形成し,表面積を増やすことで大量の物質の再吸収を可能にする. 中間尿細管●扁平な細胞が薄い壁を形成している. 遠位尿細管●近位尿細管と似ているが刷子縁はもたない. 集合管系●立方状の細胞からなり,刷子縁はもたない.●間在細胞と主細胞の2種類の細胞からなる*.*内層(深部)の髄質集合管は主細胞のみからなる.●原尿は尿細管で物質の再吸収・分泌を受けた後,集合管に注ぎ,尿として腎杯に到達する.●尿細管の上皮細胞は分節ごとに構造や存在する輸送体に特徴があり,尿調節における機能の分担が可能になっている〔p.71〕. 糸球体濾過量や血圧の調整に関わる 傍糸球体装置(JGA)●腎小体から続く近位尿細管は,ヘンレループを経て遠位尿細管となり,再び同じ腎小体の位置まで戻り輸入・輸出細動脈に接触する.●遠位尿細管と輸入・輸出細動脈の接触部位周辺に存在する細胞群を傍糸球体装置(JGA)とよび,糸球体濾過量(GFR)や全身の血圧を維持するために働く〔p.53〕. 再吸収・分泌の場 尿細管●尿細管は糸球体で濾過された原尿の通り道である.●尿細管はいくつかの分節に分けられ,走行による区分と上皮細胞の構造による分類がある.:血液の流れ遠位尿細管走行による分類緻密斑(マクラデンサ)傍糸球体細胞(顆粒細胞)〔JGC〕糸球体外メサンギウム細胞●緻密斑からのシグナルを中継する.走行・上皮細胞による分類近位曲部近位曲尿細管近位直尿細管細い下行脚ヘンレループ細い上行脚太い上行脚(遠位直尿細管)遠位曲尿細管遠位曲部結合尿細管皮質集合管集合管髄質集合管血管平滑筋細胞脈の血管抵抗を変化させる.上皮細胞の構造による分類微絨毛

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