病8-3版_web立ち読み用

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●尿路性器腫瘍：urogenital neoplasm　●腎細胞癌（RCC）：renal cell carcinoma／hypernephroma／Grawitz tumor　●ウィルムス腫瘍：Wilms' tumor　●腎盂・尿管癌：renal pelvic and ureteral cancer　●膀胱癌：bladder cancer　●前立腺癌：prostate cancer／prostatic cancer／prostatic carcinoma　●精巣腫瘍：testicular tumor／testicular neoplasm／testis neoplasm　●陰茎癌：penile cancer／penile carcinoma　●腎血管筋脂肪腫：renal angiomyolipomaAn Illustrated Reference Guide●腎細胞癌（腎癌） ウィルムス●Wilms腫瘍 ●腎盂・尿管癌 ●膀胱癌 ●前立腺癌 ●精巣腫瘍 ●陰茎癌 ●経皮的凍結療法 〔p.270〕●ラジオ波焼灼術（RFA） ●分子標的薬 〔p.270〕●免疫チェックポイント阻害薬 〔p.264〕●サイトカイン療法 〔p.270〕●殺細胞性抗がん薬 〔p.262〕●免疫チェックポイント阻害薬●腎部分切除術 〔p.269〕●根治的腎摘除術 〔p.269〕●その他，泌尿器科で扱われる腫瘍として副腎腫瘍（褐色細胞腫〔病③p.308〕，原発性アルドステロン症〔病③p.290〕，Cクッシング〔p.280〕〔p.289〕〔p.293〕●BCG膀胱内注入療法 ●放射線療法●放射線療法（外照射療法，〔p.287〕〔p.280〕●殺細胞性抗がん薬●免疫チェックポイント阻害薬●ホルモン療法 ●殺細胞性抗がん薬●腎尿管全摘除術＋膀胱部分切除術●経尿道的膀胱腫瘍切除術（TURBT） 〔p.277〕●膀胱全摘除術 〔p.277〕●前立腺全摘除術 〔p.287〕●監視療法 ●放射線療法●殺細胞性抗がん薬●高位精巣摘除術 〔p.291〕●後腹膜リンパ節郭清●これらの治療法と並行して，緩和療法は全ての病期で適切に行われる．尿路・性器腫瘍262尿道カルンクル 〔p.262〕女性の尿道口から尿道に生じる良性腫瘍．女性の良性尿道腫瘍の中で，最も多い．症状として出血を呈するが，無症状であることも多い．大きさは小指頭大以下で，表面円滑，赤紅色の比較的やわらかい腫瘍で，通常視診で診断がつく．治療として，電気凝固や外科的切除を行うが，無症状で小さな場合は経過観察となる．神経芽細胞腫 〔p.262〕胎児期の神経堤に由来する悪性腫瘍で，小児固形腫瘍の中で最も頻度が高い．副腎髄質，交感神経節に生じ，腹部腫瘤，尿中VMA↑，HVA↑などの所見が認められる．殺細胞性抗がん薬（細胞障害性抗がん薬） 〔p.262〕DNA傷害や微小管阻害などによって癌細胞を障害する抗がん薬．プラチナ製剤，トポイソメラーゼ阻害薬，代謝拮抗薬，微小管阻害薬などがある．正常細胞にも作用するため，様々な副作用が出現しうる．これを用いた治療は慣例的に化学療法とよばれる．リガンド 免疫寛容 〔p.264〕受容体に特異的に結合する分子．神経伝達物質，ホルモン，種々の成長因子などがこれに該当する．〔p.264〕T細胞やB細胞が自己抗原などの特定の抗原に対して免疫反応を起こさないこと〔病⑥p.21〕．悪性腫瘍の発生は，癌細胞が何らかの方法で免疫寛容を獲得しているためと考えられる． 良性腫瘍と悪性腫瘍がある 主な尿路・性器腫瘍●主な尿路・性器腫瘍には次のようなものがある． 様々な治療法がある 治療の概要●尿路・性器腫瘍の治療には，手術療法，薬物療法，放射線療法などがある．●治療方針は，病期分類や組織型，腫瘍マーカー，年齢などを考慮して決定する．●膀胱癌と精巣腫瘍では，原発巣の手術療法を施行し，病理組織学的分類を確認した後に診断を行い，治療を進めることが多い．尿路・性器腫瘍の主な治療法腎細胞癌（腎癌）腎盂・尿管癌膀胱癌前立腺癌精巣腫瘍良性腫瘍●腎血管筋脂肪腫 〔p.265〕●前立腺肥大症（BPH） 〔p.310〕●尿道カルンクルushing症候群〔病③p.284〕，神経芽細胞腫など）や，尿膜管癌〔p.278〕などがある．手術療法〔p.288〕̶〔p.266〕〔p.265〕〔p.271〕〔p.272〕〔p.270〕〔p.278〕監修伊藤 一人薬物療法尿路の悪性腫瘍性器の悪性腫瘍その他小線源療法） 尿路・性器腫瘍総論