病みえ5-3
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ドドドドドドレレレレドドドレレレレド非自己め!ド●副腎皮質ステロイド(グルココルチコイド)の追加投与.●多くは軽快するが,抵抗性の場合,予後不良となる.造血幹細胞移植●免疫反応により,肝臓,皮膚,消化管が障害される.●多くは,移植後2〜3週間頃に皮膚症状を初発とし●造血幹細胞にまぎれて移植されたドナー由来のリンパ球がレシピエントの組織や細胞を非自己と認識し,攻撃する.造血幹細胞移植●免疫抑制薬の増量や副腎皮質ステロイド(グルココルチコイド)の追加投与.●長引くことが多く,QOLに影響する.●免疫反応により,全身の腺,粘膜,皮膚が障害され,急性GVHDと比べ,より多くの臓器(皮膚,爪,口腔,肺,消化器,生殖器,関節,造血系など)が障害される.●移植された造血幹細胞が生着し,分化・成熟したリンパ球や自己抗体が関与すると考えられている.●肝類洞閉塞症候群(SOS):sinusoidal obstruction syndrome ●移植関連微小血管症(TA-TMA):transplant-associated thrombotic microangiopathy ●単純ヘルペスウイルス(HSV):herpes simplex virus ●サイトメガロウイルス(CMV):cytomegalovirus ●水痘帯状疱疹ウイルス(VZV):varicella-zoster virus ●レシピエント:recipient ●カルシニューリン阻害薬(CNI):calcineurin inhibitor ●シクロスポリン:cyclosporine ●タクロリムス:tacrolimus ●メトトレキサート(MTX):methotrexate●GVHDは自家移植では起こらないが,同種移植においては移植関連死亡や患者のQOLに影響するため,そのコントロ●GVHDは臨床症状や症候,病理所見などによって急性GVHDと慢性GVHDに分類される.急性GVHDは移植から●予防としてカルシニューリン阻害薬〔p.242W〕のシクロスポリンまたはタクロリムスに,メトトレキサートを併用して投与する.ただし,免疫抑制が強すぎるとGVL効果〔p.240〕が発揮されなくなるため,適切にGVHDをコントロールすることが求められる.●HLA適合ドナーから移植を受けることで,GVHDの発症頻度を低く抑えることができる.非自己め!障害臓器肝肝皮膚皮膚消化管消化管て発症する.障害臓器腺腺粘膜粘膜皮膚皮膚黄疸皮疹(丘疹,水疱,紅皮症〔p.238W〕など)〔病⑭p.15〕下痢眼・口の乾燥呼吸障害皮膚の硬化・色素脱失〔病⑭p.123〕爪の変形・剝脱治療・予後治療・予後241An Illustrated Reference Guide+αもっとわかる ドナー細胞がレシピエントの組織や細胞を攻撃する 移植片対宿主病(GVHD)●移植片対宿主病(GVHD)とは,ドナーからの移植片に含まれるリンパ球が,レシピエントの組織や細胞を非自己と認識して攻撃する疾患である.ールが重要である.100日以内に生じることが多いが,100日以降に発症する場合もある(遅発性急性GVHD).急性GVHD造血幹細胞慢性GVHD分化・成熟したリンパ球

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