病みえ3-6
8/34

*総コレステロール値は診断基準には入っていないが,LDL-C値やnon-HDL-C値の算出などのために測定される.LDL LDL VLDL CMVLDL VLDL VLDL CMLDL LDL ●狭心症●心筋梗塞 ●脳梗塞 など●血清脂質値●血清外観●リポ蛋白電気泳動など〔p.125〕ステロール調節配列結合蛋白質.コレステロールや脂肪酸の合成を制御する転写因子で,小胞体膜上に存在している.SREBP-1a,SREBP-1c,SREBP-2の3種類があり,それぞれ異なる脂質の合成を制御している.●脂質異常症:dyslipidemia ●高脂血症:hyperlipidemia ●高比重リポ蛋白(HDL):high-density lipoprotein ●低比重リポ蛋白(LDL):low-density lipoprotein ●総コレステロール(TC):total cholesterol ●超低比重リポ蛋白(VLDL):very low-density lipoprotein ●中間比重リポ蛋白(IDL):intermediate-density lipoprotein ●レムナント様リポ蛋白コレステロール(RLP-C):remnant-like particle cholesterol ●ステロール調節配列結合蛋白質(SREBP):sterol regulatory element-binding proteinLDL LDL LDL フレデリクソン●したがって,動脈硬化の予防,進展の阻止,退縮を主たる目標として治療が行われる.●早期発見が重要であると同時に,日頃からライフスタイルなどに気を配り,脂質異常症に至らないよ●著明な高トリグリセライド血症は,膵炎や肝脾腫の危険因子にもなる〔p.120〕.●脂質異常症の診断〔p.120〕はLDLコレステロール,HDL ❶原因に基づいて分類する方法. ❷ 原因を考慮せず,増加したリポ蛋白の種類(表現型)●❶原因による分類では,脂質異常症をきたした原因により原発性〔p.115〕と続発性(二次性)〔p.116〕に大別●一方,❷表現型による分類としては,F●脂質異常症は自覚症状がほとんどない.しかし,放置すると●家族歴●アポ蛋白●基礎疾患●生活習慣●薬物●遺伝子異常監修多田 隼人114E 78.0  E 78.5レムナント 〔p.110〕カイミクロンやVLDLなどのTG-richリポ蛋白が,LPLなどにより分解されて生じる中間代謝産物であり,CMレムナントとVLDLレムナント(IDL)の2種類がある.超遠心分離〔p.110〕ではどちらも主にIDL分画に存在し,区別できない.増加するとリポ蛋白電気泳動でbroad βパターンがみられる〔p.118〕.RLP-C値の測定により,レムナントの定量的評価が可能である.SREBP コレステロールやトリグリセライド(TG)の異常高値を指す「高脂血症」とHDLコレステロールの異常低値などを総称して,2007年より脂質異常症とよぶようになった.いずれの病態も動脈硬化性疾患の危険因子であるため,早期発見・早期治療が重要である.redricksonのintro. 長い間無症状で経過する 脂質異常症とは 原因による分類と表現型による分類 脂質異常症の分類方法An Illustrated Reference Guide+αもっとわかるCMCMうに予防することが必要となる.コレステロールならびにトリグリセライドの値により行う.しかし,経過の把握,治療法の選択のためには,これらの異常値を引き起こした病態に基づいてさらに分類する必要がある.この分類方法としては次の2つがある.によって分類する方法.される.その鑑別には,医療面接による家族歴,ライフスタイル,薬歴,冠動脈疾患の既往歴などの聴取が重要となる.表現型を基本とするWHO分類が広く用いられており,Ⅰ~Ⅴ型に区分される〔p.118〕.全身の血管の動脈硬化が徐々に進み,その結果として心筋梗塞,脳梗塞などの重大な合併症が出現する〔病②p.139〕.動脈硬化の進行と症状血管LDL⬆プラーク無症状脂質異常症TG⬆予防・阻止・退縮が重要!血栓早朝空腹時採血●総コレステロール*●LDLコレステロール●HDLコレステロール●トリグリセライド脂質異常値脂質異常症と診断●原因による分類測定原発性続発性(二次性)Ⅰ型 Ⅱa型 Ⅱb型 Ⅲ型 Ⅳ型 Ⅴ型治療法の選択へ〔p.121〕HDL⬇合併症の出現●表現型による分類脂質異常症(高脂血症)

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る