●扁平上皮細胞癌抗原（SCCA）：squamous cell carcinoma antigen ●プリックテスト：prick test ●白色皮膚描記症：white dermographism ●アレルギーマーチ：allergic march／allergy march ●食物アレルギー：food allergy ●感作：sensitization ●気管支喘息：bronchial asthma ●アレルギー性結膜炎：allergic conjunctivitis ●アレルギー性鼻炎：allergic rhinitis ●皮疹：eruption／effl orescence ●湿疹：eczema ●皮膚炎：dermatitis ●落屑：desquamation ●びらん：erosion ●苔癬化：lichenifi cation ●色素沈着：pigmentation ●アトピー性皮膚炎の皮疹は，他の湿疹・皮膚炎と同様に，多様な皮疹が混在しうる．●炎症（皮膚炎）の強さによって所見は変化し，これは重症度判定にも用いられる．●アトピー性皮膚炎では，炎症の持続と掻破行為によって，●重症度の評価法は様々なものがあるが，皮疹の炎症の強さと面積から簡便に判定する次のものが，治療方針決定のためのめやすとして使用されている．湿疹・皮膚炎アトピー性皮膚炎●長期間の炎症により皮膚のシワが目立つようになる．●手の掌紋増強（フィラグリン遺伝子異常例〔p.157〕）や，下眼瞼 のシワ（Dennie-Morganʼs fold）が特徴的である（→）．●炎症が持続・反復することによる色素沈着である．●頸部，鎖骨部に網目状の黒褐色変化をきたし，dirty neck，ポイキロデルマ様皮膚変化ともよばれる．●有毛部の掻破により，毛の断裂，脱毛をきたす．●眉毛の外半分の脱毛をHertoghe徴候という（→）．●皮膚の瘙痒に対する掻破行為により爪が磨かれ，真珠のように光沢を示す．●瘙痒のコントロールが不良なことを示す．軽度の皮疹強い炎症を伴う皮疹83An Illustrated Reference Guide厚生労働科学研究班：アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2008 病勢によって変化する 皮疹と炎症の程度 炎症の持続と掻破による 慢性経過に伴う二次的変化パーリー ネイルモーガンデニー ヘルトゲ概要軽度の紅斑，乾燥，落屑主体の病変紅斑，丘疹，びらん，浸潤，苔癬化などを伴う病変重症度のめやすさざ波様色素沈着爪の光沢（pearly nail）顔面軽症中等症重症最重症体幹面積にかかわらず，軽度の皮疹のみみられる．強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10％未満にみられる．強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10％以上，30％未満にみられる．強い炎症を伴う皮疹が体表面積の30％以上にみられる．皮膚に特徴的な二次的な変化をきたすことがある．シワの増強下肢脱毛
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