病14-1版_1刷
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●瘙痒:itch ●接触皮膚炎:contact dermatitis ●脂漏性皮膚炎:seborrheic dermatitis ●皮脂欠乏性湿疹:asteatotic eczema ●魚鱗癬:ichthyosis ●乾癬:psoriasis ●全身性エリテマトーデス(SLE):systemic lupus erythematosus ●皮膚筋炎(DM):dermatomyositis ●疥癬:scabies ●汗疹:miliaria ●インターロイキン(IL):interleukin ●乳酸脱水素酵素(LDH):lactate dehydrogenase ●TARC:thymus and activation-regulated chemokineAn Illustrated Reference Guide●月 ●日本皮膚科学会の診断基準によると,症状と経過の3つの基準を満たせばアトピー性皮膚炎●アレルギーマーチの発端として,皮膚のバリア機能の低下による抗原への経皮感作が関わることがある.●乳児では2ヵ月以上,その他では6ヵ●皮膚筋炎(DM)〔p.320〕●汗疹〔p.289〕 ●左右対称性の湿疹病変(紅斑,丘疹,鱗屑,痂皮,苔癬化)●乾癬〔p.143〕●単純性痒疹 ●接触皮膚炎〔p.76〕 ●脂漏性皮膚炎〔p.89〕 ●皮脂欠乏性湿疹〔p.88〕 ●魚鱗癬〔p.156〕 ●全身性エリテマトーデス(SLE) ●疥癬〔p.282〕 ●アトピー性皮膚炎の診断にあたっては以下の疾患を十分に鑑別する(合併することはある).●Wiskott-Aldrich症候群〔病⑥p.36〕●IL-4,IL-13により産生が亢進する.●IL-5により骨髄での産生が誘導される.●炎症による組織傷害を反映して細胞から遊離する.●免疫反応により樹状細胞などから産生される.●炎症性サイトカインに反応して角化細胞から産生さ総IgE値⬆●アトピー素因を示す.長期的にコントロール良好であれば低下する.●重症度に相関して上昇する.●アトピー性皮膚炎は症状と経過によって診断されるため,検査の主な目的は診断の参考,●病勢を鋭敏に反映し,重症度に相関して●アレルゲンを推定できる.ただし,感作状態を示すだけであり,必ずしも発症・増悪因子とは限らないことに注意する.●皮膚をこすった部分が白色に変化し,診●特定の抗原に対する抗体産生が促進される(感作●炎症により血管が拡張し,皮膚が潮紅した状態に血液検査その他●月82 症状と経過 診断 診断の参考や病勢の把握 検査と診断される.●❷特徴的な皮疹と分布あるいは病勢の把握である.病態との関連れる.状態)〔p.35〕.ある〔p.32〕.気管支喘息幼児期月以上上昇する.断の参考となる.アレルギー性結膜炎アレルギー性鼻炎学童期ウィスコット オールドリッチ●❶瘙痒があるかゆい主な鑑別疾患(除外すべき診断)湿疹・皮膚炎角化症膠原病その他検査所見好酸球数⬆特異的IgE 陽性プリックテスト 陽性白色皮膚描記症 陽性成長とともに次々にアレルギー疾患を発症することをいう.アトピー性皮膚炎食物アレルギー出生乳児期LDH⬆TARC⬆SCCA2⬆●❸慢性・反復性の経過なかなか治らない臨床的意義成人型喘息成人●月Supplementアレルギーマーチ●アレルギーマーチとは,アトピー素因をもつ子供が,乳児期にアトピー性皮膚炎や食物アレルギー〔病⑥p.56〕を発症し,

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