病13-1版_web立ち読み_201201
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耳総論●平均聴力レベル≧40dBの中等度●日常生活やコミュニケーションに●補聴器による聴力改善が期待●補聴器装用を希望する.耳の治療●装用耳の決定●補聴器の選択●補聴器の調整●イヤーモールドの作成(型取り)●問診●診察●聴覚機能検査●サウンドプロセッサからの振動を骨に伝える装置で,接合子と骨導端子からなる.接合子●音を受信し振動に変換する装置●既存の骨導補聴器によって改善のみられない伝音難聴と混合性難聴.●振動を側頭骨に伝え内耳を刺激する.●補聴器の装用が困難である例.例:外耳道閉鎖症,慢性中耳疾患●平均聴力レベル(PTA):pure tone averege ●側頭骨:temporal bone ●骨導:bone conduction ●伝音難聴:conductive hearing loss ●混合性難聴:mixed conductive-sensorineural hearing loss/mixed hearing loss ●外耳道閉鎖(症):aural atresia●耳鼻咽喉科医(補聴器相談医)と認定補聴器技能者の連携が重要である.●乳幼児や小児の場合,言語発達への影響があるため早期判断が必要であり,原則として両耳装用を行う.57An Illustrated Reference Guide耳鼻咽喉科医,認定補聴器技能者●補聴効果測定●補聴器の再調整●装用指導インプラント骨導端子?Baha®の原理補聴器装用の流れ 適応の判断➡耳鼻咽喉科医(補聴器相談医)●❶サウンドプロセッサ●受信した音を振動に変換する.フィッティング➡認定補聴器技能者Baha®の構造補聴器の適応(概要)難聴.支障がある.できる. 評価と指導➡サウンドプロセッサである.●❷インプラント増幅された骨導音Baha®の適応(概要)©画像提供(株)日本コクレア 医師と補聴器技能者が連携して行う 補聴器の適応と装用のながれ●補聴器は聴覚障害の改善が望めない場合に検討され,生活環境や本人の希望などを考慮したうえで適応を判断する. 側頭骨に直接振動を伝える 埋込み型骨導補聴器(Baha®)●埋込み型骨導補聴器(Baha®)は,チタン製のインプラントを側頭骨に埋めこみ.骨導により聴覚を補う治療である.

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