病13-1版_web立ち読み_201201
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●補聴器:hearing aid ●人工中耳:middle ear implant ●人工内耳:cochlear implant ●聴性脳幹インプラント:auditory brainstem implant ●アナログデジタル変換/AD変換:analog-to-digital conversion ●耳掛け型補聴器(BTE hearing aid):behind-the-ear hearing aid ●ITC:in the canal ●耳穴型補聴器/挿耳型補聴器(CIC hearing aid):completely in-the-canal hearing aid ●IIC:invisible in the canalAn Illustrated Reference Guide●聴性脳幹インプラント(ABI)〔p.60〕●埋込み型骨導補聴器(Baha®) 〔p.57〕●人工中耳〔p.58〕●補聴器,人工聴覚器は代替する部位に*特定の方向の音を聞き取りやすくすること.❸電気信号を音として出力する.●補聴器の形状による分類を次に示す.●補聴器を装用していても難聴は進行することがあるため,定期的な聴力検❷音の増幅,雑音抑制,ハウリング抑制,指向性の獲得*などの信号処理を行う.❶音を受信し電気信号(アナログ)に変換する.●本体とイヤフォンをコードでつなぐ●耳穴に収まるタイプ●外耳道にほぼ隠れるITC,外耳道に完●耳にかけて使うタイプ●最も一般的に使用されている.●集音,指向性が高い.●操作しやすい. ●低価格●目立つ.●活動時や外出時には適していない.●目立たない.●運動時や眼鏡装用時に邪魔にならない.●高価格 ●電池交換や操作が難しい.●ハウリングが起きやすい.●機能的に最も優れている.●操作しやすい. ●価格帯が幅広い.●目立つ. ●汗に弱い.●眼鏡の装用時に邪魔になる.●補聴器とは,マイクロフォンで受信した音を増幅しイヤフォンから出力することで聴力を●薬物療法や手術によって聴力を改善できない難聴や,加齢性難聴に適応がある.●現在主流となっているデジタル補聴器の原理を次に示す.●集音・増幅・出力を行う信号処理系を基本構造とし,言葉を聞き取りやすくする音質調整器,出56A/D変換器DSP装置耳介補う補装具である.デジタル信号(デジタルシグナルプロセッサ)査や補聴器の設定を確認,調整していくことが大切である.全に収まるCIC,IICなどがある.D/A変換器外耳道,中耳装用●補聴器外耳道鼓膜鼓室アナログ信号耳穴型軽度〜中等度内耳内耳神経(蝸牛神経)手術●人工内耳〔p.58〕蝸牛神経脳幹音波イヤフォンポケット型(箱型)タイプ中等度〜重度写真提供:シバントス株式会社写真提供:シバントス株式会社写真提供:オムロン ヘルスケア株式会社 音を増幅し出力 補聴器とは 難聴の程度や生活環境により選択 補聴器の分類よって次のように分類できる.補聴器の原理力音レベルを抑制する最大出力制限装置などが加えられている.音波アナログ信号マイクロフォン耳掛け型分類概要 適応難聴度軽度〜重度利点欠点補聴器 聴覚経路を代替 補聴器,人工聴覚器の種類●補聴器と人工聴覚器は,原因部位に対する手術では難聴が治療できない場合に用いられる.

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