病みえ11-2
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●弛緩性麻痺:fl accid palsy/fl accid paralysis ●痙性麻痺:spastic palsy/spastic paralysis ●腱反射:tendon refl ex ●日常生活動作(ADL):activities of daily living●基本的にベッド上での生活●電動車椅子(下顎などで操作)●人工呼吸器●全介助●脊髄損傷では,損傷高位より下の脊髄が支配する領域で症状が現れる.●電動車椅子(下顎などで操作)●会話が可能●全介助●車椅子駆動可能●自助具による●頭部の前屈・回旋●呼吸●肩甲骨挙上●肩関節屈曲・外転・―――――体幹の疾患脊髄損傷●大部分介助●車椅子駆動可能●条件の良い例では自動車運転も可能●自助具による書字可能●中等度介助〜一部介助●肘関節屈曲・前腕の●肩関節内転●肘関節屈曲・前腕の●手関節背屈(伸展)●上腕二頭筋●手根伸筋群●車椅子移乗可能●車椅子駆動可能●一部介助〜●車椅子移乗可能●車椅子駆動可能●自助具なしで食事可能●ADL自立●肘関節伸展●手関節掌屈(屈曲)●指の伸展●指の屈曲こうち●手の巧緻運動●呼吸予備力増大●上部体幹の安定性●上腕三頭筋●指屈筋群●小指外転筋●長下肢装具〔p.484〕と松葉杖または歩行器で歩行可能●実用的には車椅子●ADL自立●短下肢装具〔p.484〕と●骨盤帯挙上●体幹の屈曲●股関節屈曲●膝関節伸展*●足関節背屈**●膝関節屈曲●足趾の伸展●腸腰筋●大腿四頭筋*●前脛骨筋**●長趾伸筋群●ADL自立●股関節伸展●足関節底屈●足趾の屈曲●下腿三頭筋*本書p.233では膝関節伸展に働く大腿四頭筋はL4支配としているが,ASIAのkey muscleではL3支配と考える.**本書p.233では足関節背屈に働く前脛骨筋はL5支配としているが,ASIAのkey muscleではL4支配と考える.247An Illustrated Reference Guide+αもっとわかる 損傷高位より下の脊髄が障害される 脊髄損傷と機能的予後●脊髄ショックの離脱後は,運動麻痺(弛緩性麻痺〔p.246W〕から主に痙性麻痺〔p.246W〕に変化)や感覚障害,腱反射の異常などを呈する.脊髄損傷高位key muscle〔p.246W〕C1〜C3C4C5C6C7C8T1T2〜T6T7〜T12L1L2L3L4L5S1ADL自立(自助具利用)整形外科医機能的予後食事可能一本杖で実用歩行可能ADL自立ADL自立ADL自立表で示すように,損傷高位は残存する機能の最尾側の高位を指します.例えばC4損傷=C5以下が障害され,C4の運動機能(呼吸機能など)は残存となります.ベッド上での生活人工呼吸器電動車椅子(下顎で操作)自助具で食事可能車椅子駆動自助具で書字可能車椅子駆動車椅子移乗・駆動車椅子移乗・駆動松葉杖長下肢装具一本杖短下肢装具残存する運動機能伸展回外回内

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