病みえ11-2
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●骨格筋:skeletal muscle ●横紋筋:striated muscle ●平滑筋:smooth muscle ●随意筋:voluntary muscle ●不随意筋:involuntary muscle ●脊柱起立筋:erector spinae ●大殿筋:gluteus maximus ●腸腰筋:iliopsoas ●ハムストリング〔ス〕/大腿屈筋:hamstring〔s〕 ●大腿四頭筋:quadriceps femoris ●前脛骨筋:tibialis anterior ●下腿三頭筋:triceps surae ●抗重力筋:antigravity muscle ●静脈弁:venous valveAn Illustrated Reference Guide●筋は存在部位により,骨格筋,心筋,内臓筋に分けられる.このうち整形外科では●存在部位の他,組織(横紋構造〔p.29W〕の有無)や収縮の特徴によっても分類される.●意識的に収縮させることが可能.●まっすぐで細長い多核細胞で,核は細胞膜直下に多い.●意識的に収縮させることができない(自律的に収縮する).●多くが単核細胞で,核は細胞の中央に存在する.細胞同士が介在板で結合する.●細長い紡錘形の単核細胞である.●主な骨格筋の機能を次に示す.●これらに加えて,主に下肢の静脈で弁の働きによって血管内に溜まった血液を周囲筋胃●血管,神経,内臓,骨などを外力から保護する(例:腹直筋などの腹壁の筋は,腹部内臓を守っている).●骨格筋が収縮する際に,熱を発生し,体温を調節することができる(例:寒冷時に体を動かすと温かくなる).●脊柱起立筋などの抗重力筋が持続的に収縮することで,立位や坐位などの姿勢を保持することができる.●骨格筋が収縮すると同時に,関節を挟んで反対側に位置する骨格筋が弛緩し,骨格を動かすことができる〔p.33〕.26運動器の生理写真提供:小泉 周写真提供:小泉 周写真提供:小泉 周+αもっとわかる 骨格筋は基本的に随意筋 筋の分類 主に4つある 骨格筋の機能四肢や体幹を構成し,随意運動に関わる筋である骨格筋を主に扱う.組織(横紋構造の有無)による分類(縦断面)の骨格筋の収縮で心臓へと押し戻す働きがある.姿勢の保持脊柱起立筋腹筋群大殿筋腸腰筋ハムストリングス大腿四頭筋前脛骨筋下腿三頭筋さいきゅう*鰓弓〔p.29W〕由来の筋(顔面筋,咀嚼筋など)は発生学上,内臓筋に属するが,横紋筋かつ随意筋であり,広義の骨格筋として扱われる.介在板熱産生収縮監 修和氣 秀文監 修松村 讓兒存在部位による分類骨格筋横紋筋心筋内臓筋*平滑筋骨格を動かす収縮弛緩収縮の特徴による分類随意筋不随意筋内臓の保護外力大腸小腸腹直筋骨格筋の分類と構造

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