病みえ11-2
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●椎体:vertebral body ●椎弓:vertebral arch ●椎弓根:pedicle ●椎弓板:lamina ●上関節突起:superior articular process ●下関節突起:inferior articular process ●脊柱管:spinal canal/vertebral canal ●横突起:transverse process ●椎孔:vertebral foramen ●棘突起:spinous process ●横突孔:transverse foramen/foramen transversarium ●鉤椎関節:uncovertebral joint/Luschka joint ●仙骨菱形:sacral rhomboid ●仙骨三角:sacral triangle●頸椎は,横突孔(椎骨動脈が通る)があること,棘突起の先端が二分すること,上・下関節面が水平面に対して傾斜していることが主な特徴である.●胸椎は,肋骨窩(肋骨との関節面)があること,棘突起が後下方に長く伸びること,上・下関節面体幹の疾患*1本来の頸椎の横突起の成分は後結節のみであり,脊椎・脊髄の疾患総論後棘突起●腰椎は,棘突起が短く水平であること,上・下関節面が矢状面に近いことが主な特徴である.前前後前後後前後後前後前第6胸椎(T6)第4腰椎(L4)217An Illustrated Reference Guide鉤椎関節(L■■■■外側塊 仙骨菱■■■■■形(M■■■■■ichaelis菱形),仙骨三角uschka関節) 〔p.218〕第3〜7頸椎(C3〜C7)の椎体上面の側縁にある鉤状突起とその1つ上の頸椎の椎体との間につくられる半関節(間隙)のこと.脊髄神経と椎骨動脈が近接するため,退行〔性〕変性〔p.410W〕により骨棘が生じると,神経根を圧迫して神経根症状をきたすことがあるとされる.第5腰椎(L5)の棘突起,左右の上後腸骨棘,仙骨下端を結んだ菱形を仙骨菱形とよび,仙骨菱形の下の三角形にあたる部分を仙骨三角とよぶ.脊柱の変形などにより,これらの部位に変形や疼痛を生じることがある.〔p.218〕環椎(C1)において,外側に位置する部分.その上下の関節窩で環椎後頭関節と外側環軸関節を形成する.内側には環椎横靱帯があり,外側の横突孔には椎骨動脈が通る.+αもっとわかるC4T6L4 典型的な頸椎・胸椎・腰椎 椎骨●各椎骨の形態は多様だが,基本形態は同じである.●典型的な頸椎・胸椎・腰椎を次に図示する.鉤椎関節前弓外側塊横突孔環椎横靱帯仙骨菱形椎体椎孔棘突起椎体椎弓根椎弓板肋骨椎孔棘突起椎体椎孔棘突起れるが,解剖学的には肋骨突起とよばれる.*2上肋骨窩と下肋骨窩をあわせて肋骨窩といい,肋骨頭と関節をつくる.*3肋骨の成分が変化して横突起状の形態となる.臨床的には横突起とさ*4腰椎の本来の(発生学的な)横突起の成分は副突起と乳頭突起にあたる.椎体上関節突起椎弓根椎弓板椎弓下関節突起左側面鉤状突起横突孔横突起前結節*1後結節*1脊髄神経溝上関節面前結節は肋骨の成分にあたる.左側面上椎切痕上肋骨窩*2下肋骨窩*2上関節面椎体前下椎切痕横突起横突肋骨窩左側面上椎切痕上関節面横突起(肋骨突起)*3副突起*4乳頭突起*4下椎切痕第4頸椎(C4)上面椎弓椎骨動脈鉤状突起脊髄神経椎弓根椎弓板が冠状面に近いことが主な特徴である.上面椎弓軸椎の歯突起外側塊後弓上面椎弓根椎弓板椎弓仙骨三角椎骨の基本形態脊柱管横突起椎孔棘突起上関節突起棘突起椎体下関節面下関節突起上関節突起棘突起下関節面下関節突起上関節突起椎体下関節突起下関節面

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