病みえ11-2
10/28

●肩:shoulder ●肩甲骨:scapula/shoulder blade ●鎖骨:clavicle ●上腕骨:humerus ●肩甲帯:shoulder girdle ●肩関節:glenohumeral joint/shoulder joint ●胸鎖関節:sternoclavicular joint ●肩鎖関節:acromioclavicular joint ●肩甲上腕関節:glenohumeral joint ●肩峰下関節:subacromial joint ●肩甲胸郭関節:scapulothoracic joint ●肩峰下滑液包/肩峰下包:subacromial bursa ●烏口突起:coracoid process ●肩峰:acromion ●上腕骨頭:head of humerus/humeral head ●上肢帯:shoulder girdleAn Illustrated Reference Guide●肩甲骨と鎖骨を上肢帯ともよび,上肢帯は,自由上肢(上腕,前腕,手)を体幹(胸郭)につないでいる.●広義の肩関節は,胸鎖関節,肩鎖関節,肩甲上腕関節,肩峰下関節,肩甲胸郭関節の5つの関節を指し,狭義には,肩甲上腕関節を指す.●5つの関節に加えて,肋鎖靱帯と烏口鎖骨靱帯が上●肩関節は関節窩が浅いため安定性に乏しく,脱臼〔p.338〕を起こしやすい構造をしているが,周囲の靱帯や筋・腱が安定性を高め,多くの滑液包〔p.29〕がその動きを助けている.*解剖学的な関節構造ではないが,関節同様の働きがある機能的関節である.●肩峰下関節は,肩峰,烏口突起,上腕骨頭から構成される領域で,間に肩峰下滑液包が存在する.そのため,臨床的にはこの領域を肩峰下滑液包とよぶのが一般的であり,また肩関節の動きに重要であるため,第2肩関節ともよばれる.カポッ100上肢の疾患+αもっとわかる 5つの関節がある 肩の構成●肩は肩甲骨,鎖骨,上腕骨の近位端から構成され, 人体で最も可動域が大きい 肩関節の構造●肩関節(肩甲上腕関節)は,肩甲骨の関節窩と上腕骨頭がつく肩甲帯ともよばれる.肢の運動に関与する.る球関節〔p.19〕で,人体で最も可動域が大きい関節である.右肩(骨)前面肩峰上腕骨頭大結節小結節結節間溝上腕骨烏口突起関節窩監 修伊藤 陽一監 修松村 讓兒胸鎖関節鎖骨肩甲骨肩甲胸郭関節*整形外科医後面肩峰上腕骨頭大結節上腕骨胸骨肋骨右肩前面肩鎖関節肩峰烏口突起肩峰下関節*上腕骨頭肩甲上腕関節(狭義の肩関節)上腕骨関節窩関節窩と上腕骨頭がソケット(受け口)とボールのような関係になります.:骨の名称:骨の各部位の名称烏口突起鎖骨肩甲棘肩甲切痕肩甲骨解剖,正常画像肩の疾患総論

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る