病10-4版_立ち読み
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●Wolff 管:Wolffi an duct ●Müller管:Müllerian duct ●Müller管退縮物質(MIS):Müllerian inhibiting substance ●抗ミュラー管ホルモン(AMH):Anti-Müllerian hormone ●配偶子:gamete ●前腸:foregut ●後腸:hindgut ●卵黄囊:yolk sac ●体節:somite ●尿膜:allantois ●中腎:mesonephros ●原始生殖細胞:primordial germ cells ●卵原細胞:oogonium ●配偶子形成:gametogenesis ●精原細胞:spermatogonium ●減数分裂:meios●原始生殖細胞は発生4週(妊娠6週)に出現し,発生当初は男女共通の構造である.●その後,原始生殖細胞は,生殖索に移動し,遺伝子作用(■■■が働くかどうか)に●原始生殖細胞はアメーバ様の運動で背側に移動し,発生4週末●遺伝子の性は,性染色体の構成により受精時に決定しているが,●男女の配偶子形成の主な違いは以下のようになる.正常妊娠妊娠の成立Y染色体上の■■■の作用で,未分化性腺が精巣へと分化●内性器,外性器の発生過程の詳細は,病⑨p.62を参照のこと.●発生3週末に,卵黄囊後壁に原始生殖細胞が出現する. ウォルフWolff管(中腎管) ミュラーMüller管(中腎傍管)の原基生殖堤(未分化性腺)中腎原始生殖細胞(未分化)●皮質の生殖索が発達し,卵巣となる(髄質の生殖索は退縮).●髄質の生殖索が発達し,精巣索となる(皮質の生殖索は退縮).尿生殖堤1個/1月経周期1個の一次卵母細胞から1個の卵子1個の一次精母細胞から4個の精子約12〜45年■■■13遺伝情報を子供に伝える細胞を配偶子とよぶ. 異なる点をおさえる 男女の配偶子形成〜5週初めに生殖堤の原始生殖索に到達して性腺を形成する.後腸尿膜体節 神経管より異なる経過をたどり配偶子が形成される.男性思春期以降原始生殖細胞の状態で思春期まで休止(精原細胞から精子になるまでの期間)125×106個/1日74日■■■■■■の作用がなければ卵巣へと分化An Illustrated Reference Guide卵原細胞 SRYがなければ未分化性腺は卵巣へと分化する 原始生殖細胞と性腺の分化発生4週羊膜腔前腸心臓原始生殖細胞卵黄囊糸球体ボーマン    Bowman囊中腎細管背側大動脈背側腸間膜腸管尿膜排泄腔構造上の性差は発生7週以前では認められない(未分化性腺).相違点配偶子形成の開始時期➡思春期に原始生殖細胞が 精原細胞(精祖細胞)に分化する.休止期出生後,新たな一次精母細胞がつくられる.➡精原細胞は思春期以降増殖を続け,その中の一部が一次精母細胞となる.残りの精原細胞は増殖を続ける.出生後の母細胞新生減数分裂後の配偶子数期間当たりの産生数配偶子形成にかかる時間発生6週原始生殖細胞原始生殖索生殖堤男性発生7週精巣索白膜(退縮)原始生殖細胞発生20週精細管精巣輸出管➡発生5〜6週頃に原始生殖細胞が 卵原細胞(卵祖細胞)に分化する.一次卵母細胞の状態で思春期まで休止出生後,新たな一次卵母細胞はつくられないとされる.➡全ての卵原細胞は胎生7ヵ月までに一次卵母細胞となるか,退化する.増殖能力をもつ卵原細胞は残らないとされるので新たな生殖細胞は造られない.(休止していた一次卵母細胞が排卵に至るまで.最初の排卵が12歳,最後の排卵が45歳の場合)女性発生12週(退縮)※卵巣の分化開始時期は精巣より遅い.発生20週(退縮)卵管采女性胎芽期配偶子

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