病1-6版_web立読み
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●画像強調内視鏡(IEE):image enhanced endoscopy ●FICE:fl exible spectral imaging color enhancement ●狭帯域光観察(NBI):narrow band imaging ●BLI:blue laser imaging/blue light imaging ●LCI:linked color imaging ●自家蛍光観察(AFI):autofl uorescence imaging ●IRI:infra red imaging ●DRI:dual red imaging ●色素内視鏡検査:chromoendoscopy ●ヨード:iodine ●ルゴール:lugol ●インジゴカルミン:indigo carmine ●クリスタルバイオレット:crystal violetAn Illustrated Reference Guidei-scan●観察したい光の波長を自由に選択し,その波長の画像をリアルタイムに切り換え,観察する方法.●病変の境界の先鋭化や色調の調整・変換により,病変と正常部位と●デジタル法は,通常観察と同様の白色光を用いて撮像したものを電気的に画像処理し強調する方法である.●光デジタル法は,光学フィルターや異なる光源を用いることで,画像強調効果を得る方法である.●色素法についてはp.35を参照のこと.●特殊なフィルターや波長狭帯域光を用いて,毛細血管や粘膜微細模●励起光を照射することで,粘膜から発生する自家蛍光を観察する方法.●赤外線を用いて,血管を特異的に描出する方法.●ヨウ素デンプン反応を用いて,病変部位を描出する方法.●色素によるコントラストにより,微細な凹凸を描出する方法.●細胞を色素で染め分けて,腺管などの微細な構造を観察する方法.●NBI内視鏡の照射光は,ヘモグロビンに吸収されやすい短波長の光である.このため,血管は茶褐色に見える.●短波長の光は深層までは届かないため,組織表層の血●通常内視鏡の照射光は,幅広い波長を含んだ●白色光を照射すると,表層から深層までの各組●胸部中部食道に淡い発赤領域(→)を認める.●病変は brownish area(→)として境界明瞭に描出される.30mm大のⅡa+Ⅱb病変.肛門側にはわずかに隆起が見られ,SM浸潤が疑われる.●腫瘍性病変は血管新生が盛んでNBIで強調されやすいことから,病変の早期発見や腫瘍・非腫瘍の鑑別に有用となる.通常●狭帯域光観察(NBI)は,狭帯域フィルターを用いて,粘膜●詳細な病変の観察には他に,拡大内視鏡や超拡大内視鏡(Eエンドサイトスコピーども用いられる.またIEEは,しばしば拡大内視鏡と併用して用いられる.●メチレンブルー法は色素法の1つであるが,Endocytoscopyで用いられることが多い.34FICENBI〔次項〕,BLI,LCI病変の詳細な観察に用いる画像強調内視鏡●画像強調内視鏡(IEE)は,内視鏡像を強調して病変の観察を行う方法で,デジタル法や光デジタル法,色素法などが血管を浮き彫りにする狭帯域光観察(NBI)ある.デジタル法光デジタル法自家蛍光観察(AFI)赤外光観察(IRI,DRI)ヨード(ルゴール)法インジゴカルミン法クリスタルバイオレット法色素法(色素内視鏡)原理白色光である.織に吸収・反射される.実際の内視鏡像(食道癌〔p.68〕の症例)〔p.35〕詳しい使い方➡p.ⅹⅰⅴ深層まで届かない主な観察法の差を観察する方法.様を強調した画像を観察する方法.表層の毛細血管・粘膜模様を強調する方法である.内視鏡照射光表層血管赤血球深層概要ndocytoscopy〔p.36〕・共焦点レーザー内視鏡検査〔p.36〕)な表層ヘモグロビンは吸収深層管増生を強調して観察することができる.見てみよう!内視鏡像NBI狭帯域フィルター他組織は反射

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