病1-6版_web立読み
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●縦走潰瘍:longitudinal ulcer  ●敷石像:cobblestone appearance ●非乾酪性類上皮細胞肉芽腫:noncaseating epithelioid cell granuloma ●虚血性大腸炎:ischemic colitis ●腸結核:intestinal tuberculosis ●エルシニア腸炎:Yersinia enterocolitisCrohn●縦走潰瘍は,腸管の長軸方向に沿って4~5cm以上の長さを有する潰瘍と定義される.●小腸では,腸間膜付着側に,大腸では結腸ヒモに沿って潰瘍が生じる.●Crohn病に特徴的だが,虚血性大腸炎〔p.183〕や潰瘍性大腸炎などでもみられることがある.●非乾酪性類上皮細胞肉芽腫は,腫大して上皮様細胞となった組織球の●肉芽腫は典型的病変部位からだけでなく,アフタや小潰瘍から得た生検●大腸に多発する玉石状の隆起を認める.●1つ1つの隆起は類円形,表面平●小腸よりも大腸でみられやすい.●頻回の生検施行や連続切片の作成により検出率が向上する.腸・腹膜疾患●非連続性の縦走潰瘍が認められる.●大腸に縦走する潰瘍を認める.介在する粘●肉芽腫の周囲に炎症細胞の浸潤を認める.●腸結核の肉芽腫と比●腸結核〔p.173〕やエルシニア腸炎〔病⑥p.221〕などの,肉芽腫を有する炎症性の腸疾患を除外することが必要である.165An Illustrated Reference Guide第103回医師国家試験 D37主要所見A縦走潰瘍主要所見B敷石像●敷石像(cobblestone appearance)は,縦走または横行する潰瘍に囲まれ取り残された粘膜が,粘膜下層の浮腫や細胞浸潤により膨隆したり,粘膜筋板や粘膜下層の線維化により引きつれが生じたりすることで形成される.主要所見C非乾酪性類上皮細胞肉芽腫腺管炎症細胞の浸潤肉芽腫写真提供:髙添 正和●上行結腸から下行結腸にかけて敷病内視鏡像膜は比較的保たれている.滑,辺縁整である.病理組織像小腸造影内視鏡像集簇巣であり,腸壁全層に分布する.組織より証明されることが多い.注腸造影像石像を認める.腺管べて乾酪壊死はなく,境界は不明瞭で小型である.

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