薬4-1版_立ち読み
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薬の作用様式●抗ヒスタミン薬の抗コリン作用による眼圧上●抗ヒスタミン薬〔薬②p.338〕の抗アレルギー作用●薬物の投与目的でない,不必要もしくは有●薬物の投与目的である有益な薬理作用.●適切な部位に,適切な量の薬物が作用する●目的としていない部位に作用した場合,体内の薬物量が多い場合,薬物がアレルギー反応を生じる場合などに起こる.●カフェイン,覚せい剤による中枢神経興奮作用●ガランタミン〔薬①p.178〕によるニコチン性アセ●全身麻酔薬〔薬①p.106〕,睡眠薬〔薬①p.264〕による中枢神経抑制作用●ガランタミンによるアセチルコリンエステラー●細胞,組織,器官の機能を亢進させる薬●一般的に可逆的な反応である.●細胞,組織,器官の機能を低下させる薬●一般的に可逆的な反応だが,長時間機能が低下し,非可逆的に機能が停止することがある.これを麻痺という.●ジギタリス製剤〔薬①p.317〕の強心作用●ジギタリス製剤の強心作用により循環機能が改善され,腎血流量,糸球体濾過量が増加した結果現れる利尿作用●外用剤(軟膏剤,貼付剤など)*●吸入薬●内服薬●注射薬●薬物が標的分子に直接働くことで生じる薬●薬物によって生じた直接作用が,間接的に●投与した部位だけに生じる薬理作用.●投与した部位から全身に分布し,全身で生じる薬理作用.●薬物が全身に分布した後,特定の作用点で●分子標的薬〔薬③p.398〕●消毒薬●静脈内注射薬●プロカテロール吸入薬〔薬③p.125〕●DMARDs(免疫調節薬,免疫抑制薬)〔薬②p.359〕●抗うつ薬〔薬①p.240〕●ニトログリセリン舌下錠・スプレー剤〔薬①p.306〕●超短時間型睡眠薬(トリアゾラム)〔薬①p.255〕●ニトログリセリン内服薬・貼付剤〔薬①p.307〕●長時間型睡眠薬(フルラゼパム)〔薬①p.225〕●全身の限定されない組織・臓器などで一様に生じる薬理作用.●投与後数分のうちに現れる薬理作用.●投与後数時間以上経過してから現れる薬理●持続時間が短い薬理作用(数分〜数十分).●持続時間が長い薬理作用(半日〜数日).*外用剤の大半は局所作用を目的としているが,全身作用を期待したものもある(ニトログリセリン貼付剤〔薬①p.307〕,フェンタニル貼付剤〔薬③p.533〕など).●主作用と副作用は,治療目的によって逆転することもある〔p.38〕.例5**速効性作用と遅効性作用は,明確な時間が決められているわけではない.一般に,静脈注射<舌下投与=吸入投与=昇,口渇,尿閉チルコリン受容体の活性化ゼ阻害作用→効果発現まで2〜3ヵ月を要する→効果発現まで2〜4週間を要する略語●50%有効量(ED50):50% effective dose ●50%中毒量(TD50):50% toxic dose ●50%致死量(LD50):50% lethal dose ●50%有効濃度(EC50):50% effective concentration ●疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs):disease-modifying antirheumatic drugs分類方法によって様々 薬理作用の分類●薬理作用は有効性の違いや作用の発現様式,作用部位,作用発現時間などによって,次のように分類される.分類方法作用名主作用有効性副作用〔p.38〕興奮作用作用発現様式抑制作用直接作用作用段階間接作用局所作用作用部位全身作用選択作用作用の選択性一般作用速効性作用作用発現時間**遅効性作用一過性作用作用持続時間持続性作用直腸投与<筋肉内注射<皮下注射<経口投与の順に,効果発現までの時間が長くなるとされている.特徴必要がある.害な薬理作用.理作用.理作用.理作用.作用した結果現れる薬理作用.のみ生じる薬理作用.作用.

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