薬みえ2-2
13/26

●ヒト全血液●ヒト赤血球液 ●新鮮凍結ヒト血漿●ヒト血小板濃厚液●静注用ヒト免疫グロブリン●抗破傷風ヒト免疫グロブリン●抗HBsヒト免疫グロブリン ●ヒト血清アルブミン ●加熱ヒト血漿蛋白●第Ⅶ因子製剤 ●第Ⅸ因子製剤 ●アンチトロンビン製剤 ●代表的な抗血栓薬,血栓溶解薬を次に示す.●ヒトの血液を材料として製造する薬剤を,血液製剤といい,次のように分類される.●保存温度,期間に注意が必要である(詳細は見返し〔裏表紙側〕参照のこと).●これらの薬剤の他に,アンチトロンビン製剤やプロテインC製剤などの血液製剤がある.●アスピリン●オザグレルナトリウム●イコサペント酸エチル●ベラプロスト●リマプロストアルファデクス●チクロピジン●クロピドグレル●プラスグレル ●チカグレロル●シロスタゾール●ジピリダモール●サルポグレラート●ヘパリン●ダルテパリン●パルナパリン●エノキサパリン●ダナパロイド●ワルファリン●フォンダパリヌクス●リバーロキサバン●アピキサバン●エドキサバン●アルガトロバン●ダビガトラン●トロンボモデュリンアルファ●ウロキナーゼ抗血小板薬5-HT2受容体遮断薬ヘパリン類抗凝固薬抗血栓薬血液系の疾患と薬抗血栓薬と血栓溶解薬●アルテプラーゼ●モンテプラーゼ血栓溶解薬(1人の献血者から得られた血液および成分を製剤にしたもの)〔p.345〕●第Ⅷ因子製剤●フィブリノゲン製剤など●輸血製剤では,循環器系への負担などの副作用を防ぐため,また,限られた資源である血液を有効に用いるため,成分製剤が通常使用される(全血製剤の使用はまれ).Pharmacology vol.2 : An Illustrated Reference Guide略 語●シクロオキシゲナーゼ(COX):cyclooxygenase ●トロンボキサン(TX):thromboxane ●アデノシン二リン酸(ADP):adenosine diphosphate ●ホスホジエステラーゼ(PDE):phosphodiesterase ●セロトニン/5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT):5-hydroxytryptamine ●ウロキナーゼ型プラスミノゲンアクチベーター(u-PA):urokinase-type plasminogen activator ●組織型プラスミノゲンアクチベーター(t-PA):tissue plasminogen activator ●B型肝炎ウイルス表面(HBs):hepatitis B surface+αもっとわかる241 血栓形成予防と血栓除去で使い分ける 抗血栓薬と血栓溶解薬の分類血管血小板凝固因子プラスミン血栓形成の抑制分類輸血製剤血液成分製剤免疫グロブリン製剤血漿分画製剤(複数の献血者から得られた血漿〔p.228〕から有効成分を分離したもの)アルブミン製剤凝固因子製剤・凝固阻止因子製剤〔p.311〕COX阻害薬TX合成酵素阻害薬オメガ-3系多価不飽和脂肪酸プロスタグランジン製剤ADP受容体遮断薬PDE阻害薬抑制抑制促進血栓全血製剤赤血球製剤血漿製剤血小板製剤分類未分画(標準)ヘパリン低分子ヘパリンヘパリノイドクマリン系薬合成Ⅹa阻害薬直接的Ⅹa阻害薬直接的トロンビン阻害薬その他ウロキナーゼ型プラスミノゲンアクチベーター(u-PA)製剤組織型プラスミノゲンアクチベーター(t-PA)製剤製剤などなど一般名血液製剤は,基本的に各成分が量的に減少したり,機能が低下したりした際に補充の目的で使用されます.ヒトの血液を材料としているため,免疫学的な副作用(アレルギーや発熱)〔p.352〕や,感染症(ウイルス性肝炎など)といった合併症に注意しなければなりません.これらの合併症の危険性を減らすために,近年は遺伝子組換え凝固因子・凝固阻止因子製剤が製造されています〔p.311〕.医師Supplement血液製剤

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る