公衆衛生がみえるWeb立ち読み
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万壱円円万壱意義01000010000主な制度● 社会保障を担う制度を役割の面からみてみると,所得保障,社会福祉,医療保障,公衆衛生の 4 本柱で● 疾 病,老 齢,失 業 によって生活困窮に陥った者に困窮の程度に応じ必要な保護を行い,最低限度の生活を営むための金銭を給付する.● 年金制度● 生活保護● 社会保障給付費は全体で 130 兆円を● 部門別にみると,「年金」「医療」「福● 社会保障財源は「社会保険料」で約 4● 高 齢 者,児 童,障 害者などハンディキャップを抱える者が生活に困窮しないよう扶助し,自 立して 自 身 の能力を発揮できるように支援する.● 高齢者福祉● 母子福祉● 児童福祉● 障害者福祉● 国 民 皆 保 険 の もと,傷病の際に必要な医療を効果的に受けられることを保障する.難病や被爆による疾患に対する費用の給付も行われる.● 医療保険● 公費負担医療● 医療施設や救急医療を整 備し,国 民 の 健康増進,疾病予防を図る.生 活 および労働における環境衛生を整える.● 感染症対策● 環境汚染対策● 労働衛生対策構成されているといえる.超えている(2023 年度).祉その他」の順になっている.割,「公費負担」で約 3 割が賄われている.154(年度)198514.4 16.7 199018.6 19952000200520102015202020234.623.8 5.024.7 33.1 7.326.6 40.5 11.328.7 46.1 14.033.6 52.2 38.6 54.1 42.7 55.6 45.6 56.4 20406080資料:国立社会保障・人口問題研究所「社会保障費用統計」19.524.233.935.5総額 135.5 兆円100120140(兆円) 社会保障制度の 4 本柱 社会保障給付費の現状社会福祉〔p.158〕4 本の柱が重層的に人々の生活を支え,社会保障の役割を担っている社会保障給付費の部門別推移医療保障〔p.160〕求 人戦後,『日本国憲法』の施行を受けて,社会保障制度は本格的に整えられていきました.1950 年の社会保障制度審議会による「社会保障制度に関する勧告」では,社会保障制度は「社会保険」「社会福祉」「公的扶助」「公衆衛生」の 4 つの柱から成り立つものと定義されました.しかし,少子高齢化,経済の安定成長といった時代の変化とともに,社会保障の目的は貧困に陥るのを防ぐだけでなく,生活を豊かにしていく,という積極的なものに変わりつつあります.そのため,多様化した社会保障の役割を理解しやすいように,上記の概念的な分類ではなく実際の役割によって分類する(「所得保障」「社会福祉」「医療保障」「公衆衛生」)こともあります.本章では後者の分類に沿って,社会保障制度を解説していきます.社会保障をどう定義するか社会保障を支える4 本の柱所得保障〔p.156〕公衆衛生:医療:年金:福祉その他福祉その他(介護含む)の給付費は 20 年間で 3 倍に増加.

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